9月11日は遺影 de YEAH!@奈良蔦屋書店
目次
遺影撮影と僕の想い。
遺影撮影・・・僕は20代の頃よく祖母に遺影を撮って欲しいって言われていました。僕はまだその時は縁起でもない!と言いながら断っていました。20代・・まだピンとこなかった人の死。でも祖母が他界した時、お葬式に行き祖母の遺影を見て思った事。心の底から撮ってあげたら良かったと。別に遺影がおかしかったわけじゃないけど笑 祖母は最後の方はもう僕のことも誰か分からないほどになっていて・・会いに行っても分からない僕に対して謝ってくるんです。僕は祖母に言いました。大丈夫、俺がちゃんと覚えているからと。小さい頃から一番可愛がってくれた祖母。遺影は僕が撮ってあげるべきだったと思いました。この後悔はずっと続くと思います。それから数年後、asunaraという会社が出来て、遺影 de YEAH!のイベントが立ち上がりました。ご縁もあり一緒にお仕事していましたが、ある日asunara藤田CEOに自分の身体の事をお話し頂きました。第一回の遺影 de YEAH!で彼の遺影撮影をさせて頂きました。その時ももしかしたら僕はまだピンと来ていなかったかもしれませんが・・彼のお葬式。僕が撮影した遺影がそこにありました。涙が止まらなかったけど。そこには凛々しくかっこいい彼が優しく微笑んだ写真。撮ってあげれて良かったと、いや撮らせてくれてありがとうと思ったよ。いろんな意見があると思います。でも僕は撮りたい。撮ってあげたい。そんな想いで9月11日シャッターを切りたいと思います。よろしくお願い致します。